駅にて待つ。

自己理解の為のブログだよ。素人が何か言ってるだけだよ。

自傷行為としての「自己催眠」

「嫌いな人の動向が気になる」


「憎悪に取り憑かれ正常な判断が出来なくなる」


「憎悪しているのに不可解な情が湧いて離れられない」

 

 

これは、私が実際の人物へ向けていた感情です。

 

あまり生々しいので出来れば表に出すのは忍びないのですが今回の記事を書くにあたってやむを得ないな、という判断です。もしこの時点で気分を害された方は閲覧をやめてください(ていうか、これ以上見ないで!)。

 

夏なので自分語りしかしていません。

 

ちなみに、これはいつぞや書いた記事の「自我障害」と地続きの話題です。

 

 

phantomtan.hatenablog.com

 

 

エス超自我がぶつかりあっている状態(=葛藤)は人間にとって思考し続けることを意味する為、大変苦痛です。葛藤は、そもそも4種類に分けられます。

 

・接近ー接近型葛藤
好きなものと、好きなもののどちらかを選ばなければいけない

 

・回避ー回避型葛藤
苦手なものと、苦手なもののどちらかを選ばなければいけない

 

・接近ー回避型葛藤
一つの物事にプラスとマイナスの両面があるとき。それをするか、しないか

 

・二重接近ー回避型葛藤
上の派生版で二つ以上の物事に両面があるとき

 

 

 

より詳しくはこちらを↓

psycho-psycho.com

 


合理社会の現代で葛藤はあまり喜ばしくない代物かもしれませんが、悲しいかな人間とは自分のこういった「選択」を取り上げられたときに衝動的に反抗してしまう生き物でもあるのです。

 

心理学的に選択、もっと言えば自由を奪われた際の反抗を「心理的リアクタンス」といい、更にその反抗の理由を後付けするのが「認知的不協和」という影の存在です。

 

前者は俗に言うカリギュラ効果と深い関連があります。上記の赤字に釣られて今読んでいる方は今後注意した方がいいかもしれません。

 

後者は心の中に生じる小さな矛盾のことで自分の行動と実際の欲求にズレが生じて不快感を覚える状態を指します。

 

例えば上記の接近ー接近型葛藤があったとして誰かから「Aは選ばないでください」と言われた人が、その人の言うことに反抗してそのままAを取る、といった具合です。


極めつけに「なんでAを選んだんですか?」と聞かれて「いや、俺は初めからAを選んでいた」とか「これが一番好きだった」とか言おうものなら、もうその人は認知的不協和を無意識から追い出して自分を催眠にかけてしまっています。

 

まんま、以前の私です。

 

 

私の頭は「引っ越し」をきっかけとして家族への不信に溢れかえりました。


不登校の理由はまずこれでしょうが、両親は子供の内はどんな環境でもすぐ慣れるという思考の人達で、まさか私が引っ越しが原因で不登校になるなど全く予想できなかったでしょう。私もどうしてこの程度で朝泣きながら学校に行っているのか分からなくなっていきました。

 

人生三度目の引っ越しの際は苦い思い出しかない学校を離れられてよかった。そこでも仲の良い子は何人かいて中でも一番仲の良かった子と別れるのは辛かったけど仕方ないという思いもありました。

 

その後の新天地で、何度も言語化し難い体験をしました。

 

物を盗まれ、新品の傘を壊され、友人宅の掃除をさせられ(未だに意味が分からない)、何度も虚言癖に悩まされ幻滅させられました。


しかし私はその子に憎悪を抱くかたわら、本気で好ましいと思っていました。私がヘタクソな漫画を描けば面白いと言ってくれて、便乗して自分の漫画を描いて読ませてくれました。

 

何度も私から遊びに誘って外が暗くなるまで遊びました。家にいても両親は共働きなので家には誰もいません。一つ前に住んでいた土地では肌が真っ黒になるほど外で近所の友達と遊んでいましたが、件の子とは専らその子の家で遊ばせて貰いました。

 

その子の家族ともよく交流していました。ゲームを盗まれて大変な目に逢いましたがそれでも私は彼女を親友だと思っていました。普通ならあり得ない状況です。


それでも私は「自分の意志で」、「彼女が好きだから」、彼女といるんだと信じていました。現在の土地に越してからも彼女とはしばらく交流していました。

今は断絶状態です。

 

彼女に対するドロドロした感情は何なのかと今一度思案していた所、行き着いたのが上記の二つの概念でした。私は自らタブー化した「家族への不信」から逃れたくて、勉強も学校も放り投げて遊びに没頭していました。

 

自由意志のようでいて、実の所それは思考放棄です。自主性も、友情も、愛着もなく、むしろ彼女を登校拒否の理由にできた。私の家はずいぶんマトモに見えた。

家族構成がうちとそっくりだったから、尚更(彼女も私も末っ子)。

 

身体は学校を拒んで、脳みそはその理由を忘れた。
何にも解決しなかった。

 

続きは明日また書きます。

 

では_(._.)_